心理学って面白い

皆さんは占いや姓名判断なんかは信じるだろうか?

あるいは心霊スポットだったり、血液型による性格の違いなんかを信じているでしょうか?

 

人って一度そうだと思い込んでしまうと、なかなか意見が変わらなかったりしますよね?

こういった状態を心理学の世界では確証バイアスがかかってると言ったりするのですが、バイアスというのは、先入観や信念に従った事実を知識・記憶し、そうでない事実は無視したり自然と目に入らないようにしてしまいます。

歳を取れば取るほど、考え方が凝り固まるのはこの確証バイアスが原因なのかもしれませんね。

巷で有名なダイエット法とか、高価な美容品とかも、なんか効くかも!と一度思ってしまえば最後。どんな些細なことでもその効果を感じた部分にばかり目がいくのではないでしょうか?

 

バイアスは簡単に避けれるものではなく、自分にバイアスがかかっていることにすら気付かないことの方が多いように思いますし、それが自然でしょう。

ですがバイアスというものの存在を知っているかいないかで、その人の考え方は大きく変わると僕は思っています。

 

例えばふとした時、自分が普段とっている行動や信念に目を向けたとします。

そう言った時に、もしここでバイアスという存在を知っていれば、自分と正反対の行動や信念を持つ人にも目を向けることができます。

バイアスに支配されてしまっていては、他人の意見は相入れないものとして評価の対象にはなり得ないでしょう。

物事を柔軟に考えるためには、バイアスという存在を認知し、どんなバイアスが自分にかかっているのかを意識する、そして他の幅広い意見に目を向けるというプロセスが必要なのではないでしょうか?

 

これと似たような考えでクリティカルシンキングという考えがあります。

「クリティカル」とは「批判的な」とかって意味なのですが、なんかドラクエとかでこの言葉を見ると嬉しくなりそうな言葉ですよね?笑

「批判的な考え方」と直訳すると、よくワイドショーとかで見るしょーもないコメンテーターとか評論家みたいのが目に浮かんできそうですがそういうことではありません。

クリティカルシンキングとはつまり、物事の前提条件から疑いの目を向ける考え方のことを言います。

 

例えば職場の仕事の進め方や取り決まりなどのシステム的な部分や、自分の生き方まで、その元となっている条件や信念に対して疑いの目を持ちそこに新しい解決法ややり方を見出すことを言います。

物事の解決を図る際に自然と従っている条件に対する批判を行うのです。

そんなことをしたら、全ての物事に対して批判的な意見を持つことになってしまわないかと思うでしょうが、大事なのはその考えを行動によって評価することです。

そもそも実現不可能なアイデアは捨てるか実現可能になるまでストックとして持っておき、実現可能なものは行動によって試し、評価することで意味を成します。

何事も行動が大切だと言いますが、クリティカルシンキングも行動とセットにして使って初めて真価を発揮します。

 

今回紹介したバイアスやクリティカルシンキングはなかなか実戦で使うのは難しかったりすると思います。

「俺にはバイアスかかってないから」とか「私はクリティカルシンキングができている」と自分で言うような人は大体嘘が多いので気を付けましょう。笑

常に冷静に、自分を見直す時、何か状況を打破したい時、是非活用してみていただきたいスキルです!

いや〜、心理学って面白いなぁ。。

ではでは〜。