自己肯定感と集中力

自己肯定感が全然ないような時代が僕にもありまして。。

何をしていても自分に対して否定的な考えを持ってしまう人って、いますよね?

僕もそういう一人でして、それで色々と迷惑をかけたようなこともあったのですが、この自己否定の感情や自己肯定感の低さっていうのは人生においてネガティブな効果を多く生み出してしまう原因になります。

これは脳科学の面からも証明されており、自責の念が強い人ほど脳の灰白質が少ないというデータがあります。灰白質というのは人の感情をコントロールする神経細胞が集中した部分であり、これが少なくなるほど集中力が下がるというわけです。

灰白質はもともとストレスに対して弱いのですが、例えば集中力を上げたいと思ったがなかなか思うようにいかず、自分には無理だとか、全然頑張りがたりていないんだ、などの思いに囚われてしまうとそれがストレスになりかえって集中力が落ちるという負の循環になりかねません。

なので集中力を上げたいと思った時に、まず自己肯定感を高めるというのは土台づくりとして必要なことだったりします。

 

具体的に自己肯定感を上げるための方法として、セルフ・アクセプタンスと呼ばれるものがあります。心理療法などでもよく使われる方法ですが、意味はそのまま自分を受け入れるということです。

レーニング法はいくつかありますが、例えばセルフイメージングと呼ばれる方法では、まず失敗して落ち込んでいる自分の姿を思い浮かべてください。そこに優しく思いやりのある友人があなたに声をかけてきたとします。その友人が言った内容というものを注意深く観察し紙に書き出してみましょう。

ものすごくシンプルな方法ですが、どうでしょうか。自分に対しては厳しくあたってしまう人でも友人に対しては優しく接してしまうものです。

失敗から素早く立ち直り次に進むには使えるテクニックだと思います。

 

自己批判の感情というのは自己防衛の面から見れば当たり前の感情であると見ることもできます。

つまり、少なくても自分が無能であることには気付いている、自分は全く集中力のない人間だ、と周りに自分から伝えることで他人からそのことについて非難される機会を減らし他者に受け入れられようとしてもらうわけです。

これは非常に合理的な判断であり、世のすべての自己批判というのが悪ではないということです。

ですが、何事においても自己批判を続けていくと、前に進めなくなってしまいます。

自己肯定感の回復には多少の時間がかかるかもですが、より生きやすくなるためのスキルとして、セルフアクセプタンスやセルフコンパッションのやり方を知っておくのはこれからの時代は特に必要なことのように思います。

より詳しく学びたい方におすすめの本を紹介しておきますね。

ではでは〜。

 

 

 

マインドフルネスストレス低減法

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